漢文を素読しよう NO.7
 

                    

 

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(一)潜在意識に浸透し刻印する鉄則
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潜在意識は善悪を判断する頭脳であります。
 
従って善行的言語、漢字群を数多く刻印することが必要であります。
 
善行言語を潜在意識に送り込む方法は何回も記しているように解釈
 
しないで意味不明のまま暗号的言語にする必要があります。
 
従って始めは知識にはなりません。
 
その暗号的言語を潜在意識に刻印することが重要なのです。
 
もし意味解釈をして音読すれば顕在意識に止まって記憶され知識と
 
なってしまいます。
 
その知識によって他人を批判する基準として使用されるようになります。
 
○中国人、韓国人が儒教の性善的知識を他人、他国を批判して、
 
反日言動を繰り返す行為は道徳を逸脱した言行であります。
 
その言行の基は儒教を顕在意識に記憶して損得の規範にしていて
 
国家全体が善悪の判断ができなくなっています。
 
現代の日本人においても知識豊富な子供が道徳の教えはされて
 
おらずに自らの顕在の豊富知識を損得判断でいじめの言動を
 
犯しています。
 
子供も、大人も性善的漢字群を潜在意識に刻印すれば必ず良識ある
 
言行が生まれるのであります。
 
そのためには少なくとも100文章の漢文から訓読み下しができるように
 
すべきであります。
 
その鉄則は意味解釈をせずに暗号的文章にして素読を繰り返すことであります。
 
子供、成人者であっても知識豊富で理屈ばかりをこねるようになって
 
他人を批判する型にならないためにはこの素読方式が重要な性分を形成
 
してくれます。
最近ハワイのフナからの教えでホ・オポノポノという書があります。
 
顕在意識は1秒間に15ビットの情報を得て
 
潜在意識は1秒間に1500万ビットの情報を記録されると記されていました。
 
100万倍の格差があります。
 
この潜在意識には表面(顕在)意識には読み取れない情報が一瞬の内に刻印
 
されていることになります。
 
言い換えれば潜在意識に善的言語漢字群を満たしていれば100万倍
 
の情報を自動で取捨選択して良知な内容群の土壌に形成してくれることに
 
なります。
 
類は類を呼び、集めてくれるのであります。
 
その潜在土壌が想像力、発想力、構想力、エナジー力の基となってくれます。
 
人生の運が良さはこの潜在意識の土壌形成がすべてであります。
 
(二)漢文を素読
 
言志四録  佐藤一斎
 
三六、     三六、三七、三八の素読音声ークリック
 
人言、須容而択之。
 
不可拒、又不可惑。
三七、
 
能容人者而後、可以責人。
 
人亦受其責。
 
不能容人者、不能責人。
 
人亦不受其責。
三八、
 
心之所形、尤在於言与色。
 
察言而観色、
 
賢不肖人不能
 
三九、 三九、四〇、四一、四二の素読音声ークリック
 
人之賢否、於初見時相之、
 
多不謬。
四○、
 
愛悪念頭、最累藻鑑。
 
四一、
 
富貴譬則春夏也。 
 
使人心蕩。
	
貧賤譬則秋冬也。
 
使人心粛。
 
故人於富貴則溺其志、
 
於貧賤則堅其志。
 
四二、
 
知分、然後知足。

 

 
(三)新たな素読
 
四三、    四三、四四、四五、四六の素読音声ークリック
 
昨の非を悔ゆる者は之れ有り
 
今の過を改むる者は鮮なし。
 
 
四四、
 
得意の時候は、最も当に退歩の工夫を着くべし。
 
 
一時一事もまた皆亢竜あり。
 
 
 
四五、
 
 
寵過ぐる者は、怨これ招くなり。
 
 
昵(じつ)甚だしき者は疎(うとん)ぜらるるの漸なり。
 
 
 
 
四六、
 
土地、人民は天物なり。承けて之を養い
 
物をして各々その所を得しむ。
 
これ君の職なり。
 
人君或いは謬りて土地人民は
 
皆我が物なりと謂うて之を暴する、
 
此れを之れ君、天物を偸(ぬす)むと謂う。
 
 
 
四七、  四七、四八、四九の素読音声ークリック
 
君の臣における、賢を挙げ能を使い、
 
与に天職を治め、与に天禄を食らい・
 
元首(げんしゅ)股肱(ここう)、合(がっ)して一体を成す
 
此れを之れ義と謂う。
 
 
人君若し徒(いたず)らに、
 
我れ禄俸を出(いだ)して以て人を蓄(やしな)う
 
「人は将に報じて以て駆使に赴かんとす」
 
と謂うのみならば、
 
則ち市道と何を以てか異ならむ。
 
 
四八、
 
天 尊(とうと)く地卑く乾坤定まる。 
 
君臣の分は、已に天定に属すれば、
 
各々その職を尽くすのみ。
 
故に臣の君における、当に蓄養の恩何如を視て
 
その報(むくい)を厚薄せざるべきなり。
 
 
四九、
 
天工を助くる者は、我従いて之を賞し、
 
天物をそこな)う者は我従いて之を罰す。
 
人君、私を容るるに非ず。

 



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