漢文を素読しょうNO,13

                     

                                 

 

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一)野球選手の座禅
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素読は一種の瞑想であります。

 
野球の素振りは瞑想であり座禅であります。

 
長島、松井、王、金本が素振りを毎日欠かさず繰り返して行った
 
 
と述べています。

 
この四人に共通していることは勝負強いことです。

 
なぜ勝負強くなるのでしょうか。
 
 
バットの素振りをしている時は無心であります。
 
 
しかしその無心から雑念が浮かんできます。

 
過去の三振したこと、貧打したこと、過去の苦い体験が浮かんできます。

 
その思い出を振り払うように思い切りバットを振り続けます。

 
その後フッとあの時はこのように打てば良かったのだと考えが生まれます。

 
その球筋が浮かびそのイメージで素振りを行いうまく打てると自信の種が

 
植え付けられます。
 
 
又、真剣に素振りを繰り返します、又以前の貧打が思い出されます、

 
その雑念を心の内で流し去り素振りを繰り返します。
 
 
バットの素振りは無心で振り続けることが良いスイングフオームになる
 
 
方法であります。
 
(素読において無心で漢文を声を出して唱和することが潜在意識に浸透させる
 
ことができます)
 
 
真摯にバットを振り続ければ振り続けるほど過去の、未来の雑念が浮かんで

 
きます、無心になろうと思えば思うほど嫌なことが浮かんでくるのです。

 
無心で座っている座禅も同じであります、雑念が湧いてくると頭、身体が少し

 
揺れてきます。

 
雑念が浮かんでバットを振れば身体が微妙に揺れて真の素振りが狂ってきます。

 
その雑念が晴れて無心に振れるようになればその日の素振りを修了とします。
 
 
その無心の打撃フオームで実際の場面に立つのであります。
 
 
もし毎日バット素振りをしなければ実際に打撃場面で雑念が浮かんできて

無心となれずに微妙に揺れが出て凡打を繰り返すことになります。

 
四者が勝負強いのは雑念は素振りの時に振り払っており試合の時は無心の打撃

 
フオームで打てることがフアンの期待通りの打撃を発揮する選手であったので
 
 
あります。
 
 
野球においてのバット素振りは座禅と同じであります。
 
 
心の鍛錬となっています。

 
現在のプロ野球選手は素振りで鍛えている人は少ないと聞きます。

 
勝負強い選手はバット素振りをしているかが鍵となるようであります。
 
 

 

 
 
二)独りカラオケ
 
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最近の IC レコーダーは性能が良いので30センチ程離しても
 
録音できる。
 
テレビで音楽番組で独りカラオケの遊びをしている。
 
IC レコーダーにイヤーホーンをつないで両耳に当ててテレビ放送を録音し
 
合わせて唄うのです。
 
テレビとレコーダーは1メートル離れた所に置いてレコーダー
 
と自分との距離はイヤーホーンの接続線ほどの距離(30センチ)
 
自らの声が直接イヤーホーンから聞こえてくるので自分の歌がうまく
 
聞こえるように錯覚している。
 
テレビからの曲もプロ歌手の声もイヤーホーンから通じて適度
 
に聞こえてくるので最適な環境で独りカラオケを楽しむことが
 
 
できます。
 
 
家族が周囲にいても自らの声が他の迷惑をかけるようなことが

 
ない、増して近所迷惑になるほどの音量になることはない。

 
IC  レコーダーの音量を大きくすると非常に快感な気分で

 
カラオケを楽しむことができます。
 
この独りカラオケは自身が素読録音する時にイヤーホーンで自声を

 
聞きながら録音していることからカラオケをするようになった。

 
是非独りカラオケ、素読録音をお勧めします。

 
自らの声を良く聞くことは自分の声を鍛える方法であろうと思います。
 
 
 
 
 
三)漢文を素読しょう。
 
 
1、(論語公冶長篇) 素読音声1〜5
 
 
子曰く。已(や)んぬるかな。
 
 
吾(われ)未(いま)だ能(よ)く
 
 
其の過(あやまち)を見て
 
 
内自らを訟(せ)むる者を見ざるなり。

語訳

已矣乎(やんぬるかな)ーため息をつく言葉
 
 
訟ー責め正す
 
 
漢文
 
 
子曰。已矣乎。
 
 
吾未見能見其過而内自訟者也
               
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2、(論語里仁篇)
 
 
子曰く徳は孤(こ)ならず、
 
 
必ず隣(りん)有り
 
 
語訳

孤ー孤独。
 
隣 ー 同じ考えの隣人
 
 
漢文
 
 
子曰。徳不孤。必有隣。
      
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3、(論語里仁篇)
 
 
子曰く君子は言(げん)に訥(とつ)にして、
 
 
行(おこない)に敏(びん)ならんことを欲す。
 
 
語訳
 
 
訥ー飾りの無い、遅く鈍い
 
 
漢文
 
 
子曰。君子欲訥於言而敏於行。
 
 
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4、(論語衛霊公篇)
子貢問うて曰く、一言(いちげん)にして
 
 
 
以(もっ)て終身(しゅうしん)
 
 
 
これを行うべき者ありや。
 
 
子曰く、それ恕(じょ)か。
 
 
己(おのれ)の欲(ほっ)せざる所、
 
 
人に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ。
 
 
漢文

子貢問曰、
 
 
有一言而可以終身行之者乎。
 
 
子曰、其恕乎。
 
 
己所不欲。勿施於人。
 
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5、(論語衛霊公篇)
 
 
子曰く、躬(み)自ら厚くして、
 
 
薄く人を責むれば、
 
 
則(すなわ)ち怨(うら)みに遠ざかる。
 
漢文
 
 
子曰、躬自厚、而薄責於人。
 
 
則遠怨矣
 
 
 
 
 
 
 




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