漢文を音読しょうNO,21
 

                                                              

 
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一)いじめ軽減と素読
 
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いじめの言動はどのようにして起こるのであろうか。
 
 
現在は解釈、記憶する教育であります。その教えで知識が豊富になり

 
顕在意識が発達し過ぎて他人を馬鹿にして発する言動が多くなります。
 
 
この顕在意識は自らの損得意識を判断する場であり、従い顕在が

 
秀逸となると他人を卑下する言動が多く出てきます。
 
 
現在の教育は顕在を磨くことに終始して潜在の善悪判断を見逃しています。

 
顕在意識主体をやめて潜在意識教育に切り替えて実践してはどうであろうか。

 
すなわち素読教育である、意味解釈は一切教えずに只素読実践である。
 
 
理知的にしない、頭でっかちにしないで潜在意識に言語群を刻印することに

 
邁進してその解釈は10年、20年経てから言動から仁義礼智信が身についてきて

 
潜在意識の善悪判断ができて顕在意識から意味解釈が伝わってくる教育に切り

 
替えることが現在の日本には必要なのではないだろうか。
 
 
先日テレビを見ていて”いつやるか、今でしょう”の林 修氏が母親たちに講義していたが

 
その内容を要約すると優秀な子供教育の根本は

 
1)母親が料理した食べ物を食べさせる。(独自の家庭の味を持つこと)

 
2)1、2時間平然と保ち、疲れない良き姿勢を教えること。

 
この2点が良ければ立派な児童が育成できると言っていました。

 
自然食、医学業界の第一人者と同じ事を言っていたので非常に記憶を新たに

 
したのです。
 
 
その説明によると母親が料理して子供、夫にその家庭の味を植え付けている

 
子供は良き児童に育っている。現在はコンビニ等で出来上がった総菜を家族

 
に与えていては良き家庭、良き子供は育たない。
 
 
又子供が姿勢を正して歩く、座ることができている児童は良き児童となっている。
 
 
2時間、3時間の授業を聞いていて悪い姿勢であれば耐えることはできない。

 
姿勢が正しければ整然と受講できている。
 
 
良き姿勢、良き食事をしていれば疲れはしないで頭脳に教えが刻み込まれるはず

 
であります。

 
学習塾の先生がテレビで感銘を与える講義をしている。
 
しかし普通の学校の先生は講義の他に生徒、父兄の生活指導に時間をとられて

 
講義以外に学習、勉強する時間がないことが先生方をダメにしているのであろう。

 
これらの生徒監視不足、管理不足がいじめを増やす原因になっているのではない
 
だろうか。
 
 
二) 百人一首を素読しよう。
 
        素読音声1〜5
 
1、秋の田の 仮庵(かりお)の庵(いお)の 苫(とま)をあらみ
 
 
   わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ

               
                                          天智天皇
 
2、 春すぎて 夏来にけらし 白妙の
       
       
    衣ほすてふ 天の香具山
                
                                          持統天皇
 
3、 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
 
   
    ながながし夜を ひとりかも寝む
 
 
                     柿本人麻呂
 
4、 田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
 
 
       富士の高嶺に 雪は降りつつ

                      山部赤人

5、 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の
 
 
      声きく時ぞ  秋は悲しき
                      猿丸大夫
 
               素読音声6〜10
 
6、かささぎの 渡せる橋に おく霜の
 
 
   白きをみれば 夜ぞふけにける

                     中納言家持
 
7、天の原  ふりさけ見れば  春日なる
 
 
    三笠の山に  出でし月かも

                      安倍仲麿
 
8、わが庵(いお)は 都のたつみ しかぞすむ 
 
    
    世をうぢ山と 人はいふなり
                      喜撰法師
 
 
9、花の色は うつりにけりな いたづらに
 
 
    わが身世にふる ながめせしまに
 
                      小野小町
 
10、これやこの 行くも帰るも 別れては
 
 
    知るも知らぬも 逢坂の関 

                   
                        蝉丸
 
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