漢文を音読しょうNO,38

                                                              

 
 目次ページ  前ページ 次ページ 
(一)世界平衡状態の混沌
 
   読み上げAITALKせいじ<<クリック 
 
世界の経済、政治の混乱状態が続いています。
 
この混沌状態は何に起因しているのでしょうか。
 
物質エネルギー :  精神エネルギー
 
物質に於いて最大のエネルギーは原子爆弾でしょう。
 
物質のエネルギーが強大過ぎて、精神エネルギー(知恵)の進歩が追いついて
 
いないのです。
 
物質エネルギー:精神エネルギー
 
物質、精神エネルギーが同等でないことが混沌の原因にあります。
 
精神エネルギーが大になることは十住心法の6番目他縁大乗心の域に達する人たち
 
が多くなることが必要です。
 
(他縁大乗心とは縁のある人、縁の無い人、隔てなく救う心を持つ人)
 
顕在意識は損得を判断する場であり、
 
潜在意識は善悪を判断する場であります。
 
潜在意識の素養を養成することが重要になってきます。
 
人類がこの精神的素養がなく、大半が異生羝羊心の物欲、食欲、性欲
 
だけの民衆が溢れていては国家の主導者もその民勢に煽られて悪を平然と
 
言動するようになっています。
 
国家の民衆に対する圧政が強ければ、その反発も激しくそのはけ口が国外に
 
向けられ対処できないと判断した時にこの物質強大エネルギーを使用する
 
暴挙を犯すことになってきます。
 
人類の頭脳、知恵が他縁大乗心以上になる以前にこの物質エネルギーを発明
 
されてしまい、其の強大物質が異生羝羊心が溢れる国家に渡ってしまったこと
 
が最大の不幸であったのです。
 
もし武力、軍事に費やす金額を世界への人々への飲食、経済に向けていれば
 
世界は安定経済は平和安定な地球上になっていたことでしょう。
 
ーーーーーーーーーーーーー
 
しかし後悔ばかりしている時間がありません。
 
この現状を打開する方法を考える必要があります。
 
1、原子力発電の炉心棒の「核のゴミ」無力化までの技術開発
 
2、核を収めた飛行物体が発射された時その発射された地の上空で
 
  核爆発するー遠方からの仕掛けを完成させることである。
 
  (核を利用することは無駄であることを知らしめる為)
 
この二点の問題を解決するまで原子力発電を廃止してはならない。
 
脱原発を政局の道具としているが止めてはいけない、日本の技術力で
 
地球上の平和を守ることである。
 
世界でこの二点を解決できるのは日本だけであります。
 
 

(二)陰隲録(いんしつろく)を素読しよう。
 
 著者 袁了凡(えんりょうはん)
 
              
 
積善  素読AITALKかほ<<クリック
 
易に曰く、「積善の家には、必ず余慶あり」と。
 
昔 顔氏まさに女(むすめ)を以って淑梁
 
妻(めあわ)さんとして、
 
而してその祖宗の徳を積むことの長きを歴叙し、
 
 
逆(あらかじ)め其の子孫必ず興る者あるを知る。
 
あに漫説ならんや。
 
 孔子舜の大孝を称して曰く、
 
「宗廟これを響け、子孫これを保す」と。
 
 論、至精なり。試みに往時を以てこれを徴せん。
 
 
漢文
 
易曰、「積善之家、必有余慶。
 
昔顔氏將以女妻淑梁
 
而歴叙其祖宗積徳之長逆知其子孫必有興者。
 
豈漫説哉。
 
孔子稱舜之大孝而曰、
 
宗廟響之。子孫保之。
 
論至精矣。試以往時徴之。
 
参考文献
 
 陰隲録 石川梅次郎 明徳出版社
 
 陰隲録を読む 安岡正篤 致知出版社 
 
 
 
(三)赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)を音読しよう。
 
  音読AITALKのぞみ<<クリック
 
経に曰く、若し能く食に於いて等なる者は、
 
諸法も亦等なり。
 
諸法等なる者、食に於いても亦等なりと。
 
方に法をして食と等ならしめ、
 
食をして法と等ならしむ。
 
是の故に法若し法性なれば、
 
食も亦法性なり。
 
法若し真如なれば、食も亦真如なり。
 
法若し一心なれば、食も亦一心なり。
 
法若し菩提なれば、食も亦菩提なり。
 
名等義等なり。 故に等と言う。
 
 経に曰く、名等義等、
 
一切皆等、純一無雑と。
 
 
 
語訳; 等:等しい、究め尽くす、

    法:諸法、一切万物のこと。

座禅行においての食の根本理念は食を究めてこそ悟り有り。

法と食との一体。法と食とは平等にして同時に大切なもの。

従い食の乱れは、心、身体、生活,国家の乱れに通じる。
 
参考文献 典座教訓、赴粥飯法  平野正章訳 徳間書店 
 
 
inserted by FC2 system