漢文を音読しょうNO,42

                                                              

 
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(一)防空識別圏と歴史
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中国が新たな識別圏を強行発表した。
 
周囲を無視した無理強いした防空識別圏である、これは中国内
 
の政権より軍部権力が勝ったことによる現れであろう。
 
世界に勢力を伸ばそうと言う意思の表れであろう。
 
又アメリカの世界の警察官を降りたことへの挑戦である。
 
アメリカが韓国より軍隊を引き揚げる予定を早める噂があり
 
今後沖縄からのアメリカ軍撤退を見越しての識別圏設定を強行した考えである。
 
識別圏が日本のそれと大きく重なることで大きな不測の事態が近日中に起こる
 
ことは必至であります。
 
80年前の日本、アメリカも軍国主義になれば他国の勢力圏に食い込んできて
 
戦いを挑んでくることは何処の国であっても同じ行動を執るのであります。
 
日本がアメリカからハルノートという全く納得行かない挑戦状を提出されて
 
大東亜戦争に踏み込んでいったことでも理解できるように軍部が強くなると必
 
ず他国が到底譲ることができないことを押し付けてくるのであります。
 
この識別圏についてはアメリカは半ば認定するような声明をしております。
 
アメリカの航空会社が予め航空機リストを中国に提出することを認定して
 
おります。
 
すべては日中で話し合えという考えになっております。
 
過去の識別圏を破壊して新たな防空圏を設定する暴挙からこれからどのように
 
展開していくでありましょう。
 
アメリカと日本との75年前の出来事から考えると攻撃的、暴挙(陽的)は
 
短期的には陽が勝ちを治めます、しかしその後のアメリカが朝鮮戦争、ベトナム
 
戦争、キューバ危機、湾岸戦争、イラク戦争、9.11事件、アフガニスタン戦争
 
など10以上の戦いを演じてきました。
 
それは:ハルノート という挑戦状が起点となりました。
 
長期的(陰的)に考えると70年間戦争時代を体験してきたのであります。
 
そのように考えると防空識別圏というハルノート挑戦状と同等の条件を突き
 
付けられたのでありますから必ず衝突を回避することは出来ない状況を中国
 
は迫った訳であります。
 
中国は国内問題は水、空気、食べ物汚染でアジア諸国全体に問題を突き付けて
 
います。
 
これから日本と中国との諍いがあるでしょう、しかし日本は軍国主義ではない
 
ので衝突があればそれを好機に法律を強固に転回して対処するように変遷して
 
中国の戦争への仕掛けには乗らないでしょう。
 
中国からはいざという状況になると日本の粘り強さ、底力の過去が蘇えって
 
戦争を避けて面子を保つ言動だけに終始するのです。
 
なぜならば日本は今まで他国との戦いで日中、日清、日露、日米の戦争でいずれも
 
敵国の10分の一以下の戦力でも目的を達成し、勝利をおさめてきました。
 
日米(大東亜戦争)では負けたではないかという意見がありますが短期(陽的)
 
では負けですが長期(陰的)では勝利を治めていたのです。
 
西洋植民地のアジア諸国をすべて独立させ現在そのアジア諸国が西洋大国の経済
 
を上回っているのであります、そしてアメリカの数々の戦争は自由な国家である
 
日本と戦い共産国家を蘇えさせた間違いで犯したのです。
 
中国がこれからアメリカに代わって世界の諸国と多くの戦いを仕掛けていくのです。
 
21世記前半は世界諸国対中国との戦争を体験、疲弊して、中国崩壊、滅亡の時代が
 
待ち伏せているのです。
 
 

(二)日本書記を音読しよう。
 
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神代
 
古に天地未だ剖れず、陰陽分かれず渾沌にして
 
鶏子の如く、溟Aにして牙を含めり。
 
其の清陽なる者は、薄靡きて天に為り、重濁なる者
 
は、淹滞りて地に為るに及びて、精妙の合(ごうせん)する
 
こと易く、重濁の凝竭すること難し。
 
故、天先ず成りて地後に定まる。
 
然して後に神聖其の中に生れり。
 
故曰く、開闢の初めに、洲壌の浮かび漂えること、
 
譬えば游魚の水上に浮かべるが猶し。
 
時に天地の中に一物生れり。葦状牙の如く、
 
便ち神に化為る。
 
国常立尊(くにたちとこのみこと)と号す。 次に国狭槌尊(くにのさつちのみこと)。 
 
次に豊斟渟尊(とよくむぬのみこと)
 
凡て三神なり。 乾道独り化す。
 
所以に此の純男を成すという。
 
次に神有り。(うひぢにのみこと)。沙土(すひぢにのみこと) 次に神有り。
 
大戸之道尊(おほとのぢのみこと)、大苫辺尊(おほとまべのみこと)。次に神有り。
 
面足尊(おもだるのみこと)、惶根尊(かしこねのみこと)
 
次に神有り。 伊奘諾尊(いざなぎのみこと)、伊奘冉尊(いざなみのみこと)
 
凡て八神なり。乾坤の道、相参りて化る。
 
所以に此の男女を成す。国常立尊より、伊奘諾尊、伊奘冉尊まで、
 
是を神世七代と謂う。
 
    参考文献:日本書記 小学館
         
         日本書紀 岩波文庫
 
  
(三)武士道初心集を音読しよう。
 
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武士道初心集(十四)
 
大身小身共に武士たらんものは勝と云文字の道理を
 
能心得べきもの也。
 
子細を申に勝という字をばすぐるると讀申儀なれば
 
とかく人にすぐれたる所がなくては能武士とは
 
被申ず候。
 
たとえば萬の武藝なども多年精に入て勤習いて
 
名人の位にこそいたらず共せめては上手なみの名を取程にいたし
 
覚るは是人にすぐれたる也。
 
或は主君へ奉公を致すに付いても多き傍輩のなみ
 
を抜けて扨てもよき勤かなと諸人の目にもみゆる
 
ごとくなるは是をさしてすぐれたる勤方とは申にて候。
 
就中變の砌(みぎり) 戦場におゐても人々の行く所へならば
 
身共も行べし人のこたゆる程の場所ならば手前もこたえて居べしと
 
あるごとくにてはさのみ感じ所もほめ所も無之様子也。
 
味方の諸人各々見合わせて行兼ねる所へも只一人すすみ
 
行外の者共のこたへて
 
居兼るごとくの場所にも我一人ふみとめて罷り在るごとくなるを
 
すぐれたる剛の武士とは申にて候。
 
其外何事の上に付ても人にすぐれんと存る心がけなくては
 
人並み程にも成り難き
 
道理也と心得て何事にも精をいれて相勵申儀肝要也。
 
初心の武士心得の為 仍って如件。
 

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