漢文を音読しょうNO,50

                                                              

 
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(一)生まれ変わりについて                                               2014.2.20
 
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過去世を調べていると

孫子の兵法の孫子ー武田信玄ードラッカー(アメリカ経済学者)

黒田官兵衛ー長谷川慶太郎(国際政治評論家)

塚原卜傳ー鈴木一郎(現ヤンキース)

徳川吉宗ーロシャのプーチン大統領

源頼朝ー伊藤博文 に生まれ変わっているとあります。

いろいろと見ていると幕末から明治維新、現在までに世界の名だたる偉人が

揃って日本に誕生している。

この生まれ変わりを皆さんは信じるだろうか。
 
この生まれ代わりの人間は決して同じ魂ではない、同じグループの兄弟と言う

ところの存在であります。

400年前の日本の戦国時代に活躍した人材はすべて日本に誕生しているが決して

歴史に浮上せず、おもてに出ないで没している人も数多いように思われます。
 
その人の性格と時代が合わなく平凡な人生を送って生涯を終えている方もおります。

今話題の黒田官兵衛を例を上げると生まれ変わりの現役中の長谷川慶太郎氏との

共通点は大所高所から世上を見極める考え方、決断法が共通点であろう。
 
世界から見た日本への世評は唯物史観で宗教を持たない国家として中国、北朝鮮、

韓国の次に評判の悪い順番に日本が列記されています。

心の教えである宗教を持たない日本を世界から不思議な国、奇妙な、不気味な国家

に見られています。

日本人は新年になれば神社にお参りする習わしを持っていますから決して無神人では

ないのですが先の大戦から外圧の影響で無神人にさせられたようであります。
 
中国、韓国のような物欲、金銭欲、自国だけの利益を求める社会ーカネだけの世界

から脱皮するためには日本は世界から尊敬される精神世界を求める社会を築く

ことが重要であります。

日本は新たな神道、仏教などを見究め、選択して心の世界を探究して精神社会でも

世界から尊敬される国家になりー カミの世界を目指すことが現状を脱皮する方法

であろうと思われます。

 
参考ウェブ  http://the-liberty.com/
 
(二)二宮尊徳語録を音読しよう。

 二宮先生語録(上)−二宮尊徳述を斉藤高行 原著
 
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63、積善の家

善悪には必ず応報がある。親先祖が善行をすれば子孫」が幸福を

うけることは、ちょうど春まけば秋のみのりがあるのと同様である。

その善行が大きければその報いも長く、善行が小さければ報いも

短いことは、ちょうど漬物の塩が多ければ幾月ももち、塩が少な

ければ二,三十日ももたないのと同様である。

親先祖が不善」をなし、子孫が禍にあうのも同じことである。

禍福はもとより自分だけの力で左右することはできないのだ。

仏教ではこれを」因果という。

因果の理を知ろうと思えば野菜畑を見るがよい。

野菜がすくすくと育って、よい花を開きよい実を結ぶのはなぜかと

いえば、これに肥やしをやって育てる人があるからだ。

ところが親先祖の建てた家に住み、親先祖の残した家産を継ぎ、

親先祖の残した徳のおがげで安楽富裕に暮らしながら、これに報いる

ことを考えず、中には自分の才能が親先祖にまさるからだと思うもの

さえある。 なんと大間違いではないか。

春まかなければどうして秋のみのりがあろう。

親先祖が善行をしなければどうして子孫が幸福を得られよう。

だから子孫たるものは、自分が幸福でいられる根元をよく考えて、

身を修め倹約を守り、つとめて譲り施し、善行をつんで、徳を子孫に

のこすべきである。

易に「善を積む家必ず余慶あり、不善を積む家必ず余殃あり」とある。

実に、善悪の応報は光と影、打てば響く音のようなものなのだ。

慎み戒めずにいられようか。
 
参考文献
 
二宮先生語録(上)−二宮尊徳述を斉藤高行 原著 一円融合会刊
 
 
(三)西郷南洲手抄言志録を素読しよう。
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7、性は同じうして質は異なる。

  質異なるは教えの由って説けらるる所なり。

  性同じきは教えの由って立つ所なり。
 
8、己を喪えば斯に人を喪う。

  人を喪えば斯に物を喪う。
 
9、士は独立自信を貴ぶ。

  熱に依り炎に附くの念、起こす可からず。
 
10、本然の真己有り。

   躯殻の假己有り。

   須らく自ら認め得んことを要すべし。
 
11、雲煙は已むことを得ざるに聚る。

   風雨は已むことを得ざるに洩る。

   雷霆は已むことを得ざるに震う。

   斯に以て至誠の作用を観る可し。
 
12、已むことを得ざるの勢いに動けば、

   則ち動いて括せず。

   枉ぐ可らざるの途を履めば、

   則ち履んで危うからず。
 
 
  参考文献  西郷南洲遺訓 岩波書店 
 
 
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