古典を音読しようNO71

                                                              

 
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(一)大盛況の親日アジア、大崩壊の中国                          
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中国はGDP980兆円である、今年7.5%の成長と公表しているので1千兆円を

超えることは今年中に有り得ます。実際に数年前から10%成長を掲げてきた国が

国内投資に多くの資金を投じて都市を建設して鬼城と呼ばれる100万地方都市を

作って3万人しか住まない場を建設して、それも100箇所以上を建設してその地方

の代表が出世する組織は見栄の塊であります、その費用の内20%以上が賄賂で削ら

れ残った資金で建物、道路が手抜き建設されて削られた資金はアメリカ、カナダ、

オーストラリア等に流出されて幹部が逃亡している構図は果たして国家は持つの

だろうかと無駄な心配をしてしまいます。
 
中国の人民解放軍は共産党を守る軍隊であり、国民を守る軍隊では有りません。

共産党がトップでありその下に国家が存在します、国家主席は解放軍の統帥権は持って

おらず、行政の最高権力者である首相も解放軍の指揮権を持っていないのであります。

中国でこれを握っているのは中央軍事委員会主席の胡錦濤であります。

解放軍は国家組織から自立しているところから時々日米に対し確執、問題、事件を

起こしているのであります。

特に尖閣諸島近辺ではここ3,4年頻繁に領海侵犯が行われていますが日本の防衛体制

の武器は医療技術の応用で計画が秘密裏に進行している。
 
重粒子線加速器とは放射線治療法の一つで癌をピンポイントで発見し、その部分

にだけ重粒子線を照射してがん細胞を死滅させるというものである。前立腺がん

などは切らなくても重粒子線を五分照射で治療できるという。

この技術の基が三菱電機の鎌倉製作所で生まれたものであります。

がんを見つけ出して重粒子線を照射するという技術の原理がミサイル誘導の技術

と共通しているのです。

尖閣諸島近辺に50目標の舟艇が襲来したとすると一回の発射でそのすべてを撃退

するというものである。これはコンピューターとレーダーで制御されており、人間

の力によるものではない。一回で五十発のミサイルを目標に命中させ、相手を全滅

させるというものだ。実際にこの兵器は実用段階になっていてアメリカ、イギリス、

フランスがそのために鎌倉まで学習にきている。

産業面、医療面、軍事面において日本の技術は世界に知られており、あらゆる分野の

製品であっても日本の技術なしでは製造できない段階になっている。

日本を敵に回すことは国益と云う意味では損失となるはずである。
 
中国は利益を生まない見栄の建設、鬼城都市建設、高速鉄道敷設で客が乗らなく毎年

大赤字、役に立たない空母建造で赤字を積み重ねて今までの数年の嘘、偽りの10%

近い成長はすべてマイナス成長であったという結果がバレテしまいGDPで陥落4,

5位となり近年中に大破局を迎えるでありましょう。
 
参考資料

中国崩壊前夜 長谷川慶太郎著 東洋経済新報社
注記)

日本では今は内閣総理大臣の首相が統帥権を持っているが戦前は陸、海、空軍の統帥

権は天皇が持っていたことが海外に出た軍隊が野放図な行動をとって敗戦という結果

を招いたのです。
 
(ニ)今昔物語を音読しよう。
 
千百話の説話があり、平安時代末期の文化、世相の題材が多く含まれ、内外の書物

からの手記及び伝承された世間話を集大成した物語であります。
 
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源信僧都の母の尼、往生せる語

今は昔横川の源信僧都は大和国、葛城下郡の人なり。幼くして比叡の山に登りて学問

して、やむごとなき学生になりにければ、三条の大后の宮の御八講に召されにけり。

八講の果てて後賜りたりける捧げ物の物どもを少し分かちて、大和の国にある母の許

に「かくなむ、后の宮の御八講に参りて賜りたる。

始めたる物なれば、先ず見せ奉るなり。」とて遣りたれば母の返り事言わく遣せ給え

る物どもは喜びて賜りぬ。かくやむごとなき学生になり給えるは限りなく喜び申す。
 
ただし、このようの御八講に参りなどして行き給うは法師になし聞こえし本意にはあ

らず。そこにはめでたく思わるらめども嫗の思いしことは、「女子はあまたあれども

男子はそこ一人なり。それを、元服をもせしめずして、比叡の山に上せければ、学問

して身の才よくありて、多武峰の聖人のように貴くて嫗の後世をも救い給え。」と

思いしなり。それにかく名僧にてはなやかに行き給わうは本意に違うことなり。

「われ、年老いぬ。生きたらむほどに聖人にしておわせむを心安く身置きて死なば

や。」とこそ思いしか。書きたり。

参考文献

重点古典 今昔物語 有朋堂
 
 
(三)葉隠れを音読しよう
 
佐賀鍋島藩士

 山本常朝(つねとも)口述から田代陣基(つらもと)聞書きー葉隠
  (1659〜1719)       (1678〜1748)
 
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時世が人をつくる

「今時の衆、陣立てなどこれなく候て仕合せ」と申され候。

無嗜みの申分にて候。わづかの一生の内、其の手に会いたき事に候。

寝蓙の上にて息を引き切り候は、まづ苦痛堪えがたく、武士の本意にあらず。

古人は別して嘆き申したる由に候。

討死ほどしによき事はあるまじく候」右体の事申す衆に一言申す事々しき老人など申

され候時は、まぎらかし候て居り申す事も候が、脇より心ある人聞き候はば、同意の

様存ずべく候へば、障らぬように一言申すべきは、「左様にてもこれなく候。今時分

の者、無気力に候は無事ゆえにて候。何事ぞでき候はば、ちと骨々となり申すべく

候。 昔の人とて替るはずにてこれなく候。よしよし替り候ても昔は昔にて候。今時

の人は、世間おしなべて落ち下り候へば、劣り申しべき謂われこれなく候」などと、

一座を見量り申すべき事に候。誠に一言が大事の物となり。

五六十年以前までの士は、毎朝、行水、月代、髪に香をとめ、手足の爪を切って軽石

にて摺り、こがね草にて磨き、懈怠なく身元を嗜み、もっとも武具一通りは錆をつけ

ず、埃を払い磨き立て召し置き候。
 
参考文献

続 葉隠    徳間書店
 
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