古典を音読しようNO72

                                                              

 
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(一)国連の日本に不利な条項                                
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第53条

第二次世界大戦中に「連合国の敵国」だった国が戦争により確定した事項に反した

り、侵略政策を再現する行動等を起こしたりした場合、国際連合加盟国や地域安全

保障機構は安保理の許可がなくとも、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認
 

され、この行為は制止できないとしている。
 
第53条「本項で用いる敵国という語は、第二次世界大戦中にこの憲章のいずれかの

署名国の敵国であった国に適用される」としているが、具体的にどの国がこれに該当

するかは明記されていない。また107条の「責任を負う政府」についても同様である。

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世界の常識は 経済大国はイコール軍事大国としている。

日本では経済大国でありながら軍事小国を守ろうとしている。従って先の集団的自衛

権の行使容認決定に対しても国民の一部が反対を唱えてこれでいつ戦争になるのかと

いう飛躍した意見が飛び出す始末である。

日本人は平和ボケした国民になったしまった感があります。

近日の統計では日本人の学生が慰安婦問題に対して陳謝して補償すべきという意見が

60%が賛成したと言う記事が掲載されていました。

韓国の女衒という売春仲介人が行なった悪事をなぜ70年後の日本が補償金をはらわな

ければならないのか、韓国慰安婦は兵隊さんの十倍の給料をもらっていたのに又金を

請求していることに憤りを感じてしまいます。

過去の韓国人が犯した行為を日韓国交成立30年後に問題化する事自体が捏造の手口で

あります、これらは日本人は過去のことは水に流すという精神であることで忘れたこ

とはいくらでも嘘をつき放題という反日精神できています。

国連内においても嘘偽りのつき放題で決議が罷り通っています、これも「連合国の敵

国」という条項が死文化していない証であろうと思います。

又アメリカにおいて、あちこちに慰安婦像が設立されている状況は、アメリカの地方

都市において政治的、経済的に弱い所が狙われて賄賂と嘘で騙されて行われていま

す。その証拠に世界に韓国売春婦が十万人以上が輸出、派遣されてあちこちで売春婦

の逮捕されるのは韓国人ばかりであります。
 
今香港では高校生が中心になって民主主義を唱える人達が北京からの共産党一党独裁

を阻止すべく団体反対運動を行動で表現しています。

日本が中韓の反日行動を阻止するためには、高校生、大学生が国連、国際問題に関心

を持ち、しっかりした意見、考えを発信すべきであります。

現在のインターネットが発達した現今では見る、聞く、読む受信だけでなく積極的に

発信していく行動が重要であります。
 
注記)

第二次大戦の連合国の敵国とは

日本、ドイツ、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、フィンランドを指す

イタリアは除外される
 
 
 
 
(ニ)国民道徳要領講義を音読しよう。
     
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武士道の将来

今日では種々の事情によって、武士道の精神が確かに衰えつつある。武士道の衰微に

対して、吾人は如何なる処置をとらなければならぬか。

このままにうち捨てて置くがよいか、或いはまた相当の方法を講じて頽勢を挽回せし

めるがよいか。 それは先ず将来我が国に武士道が必要であるか否かを考えてみなけ

ればならぬ。

過去に於ける武士道の効果

過去に於ける我が国運の進歩発達には、武士道が多大の貢献をして居る。我が国が

開闢以来嘗て他国の侮蔑を受けたことの無いのは何故であるか。

云うまでもなく、我が国民の愛国心が強く、事ある場合には自己の身命を捨てて、

国の為に尽くしたからである。日清・日露の両戦役はよくそれを証明して居る。

我が国が古今稀有の大捷を得て、一躍欧米の文明諸国に伍し得たのは、国民の愛国

的至情の溢れた結果である。身命を捨てても国の為に尽くすという武士道の精神がな

かったら、今日我が国が果たして如何なる有様となって居たであろうか。

印度の如く、埃及(エジプト)の如く、波蘭(ポーランド)の如く、ボヘミヤの如く

みじみな亡国の憂き目を見なければならなかった事は明らかである。

かく思えば我が国の今日あるは、みなこれ武士道の賜であると云ってよい。

我が国民は武士道と云う利器を有して居るから、幾度、辺境を窺う鼠族があっても、

物の見事に撃ち斥けて、二千五百年余年の間美しい歴史を維持してきたのである。
 
今後に於ける武士道の必要

武士道は我が国民の最も恃むべき利器である。過去の我が国に於いて必要であった

のみならず。 今後の我が国にも亦極めて必要である。何となれば、国際間の生存

競争は日毎にはげしくなって行くからである。

国際間の生存競争に敗れた時には、国家は忽ち滅亡し、国民は生存の意義を全うする

ことを得ない。国家組織の存在して居る以上、其の組織の要素をなせる国民は、国際

競争場裡の優者となることを忘れてはならぬ。

国際間に於ける生存競争」の修羅場に立ち、最後の勝利を得るには如何なる決心を要

するか。武士道の精神を失わずして、平和の時にはよく自己の業務に服し、一旦事あ

る場合には、潔く国難に殉ずる覚悟がなければならむ。
 
参考文献
国民道徳要領講義   三浦藤作著  大同館書店  大正15年発行
 
 
(三)今昔物語を音読しよう。
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頭少将良峰宗貞出家せる語
 
今は昔、深草の天皇の御代に蔵人頭右近少将良峰宗貞という人ありけり。大納言安世

といひける人の子なり。

形美麗にして心正直なりけり。身の才、人に勝れたりければ、天皇殊に睦ましく

あはれに思し召したりけり。

傍の人、これを憎んで良からず思ひけり。その時の春宮は天皇の御子におはしましけ

るに、この憎む人々、事に触れてこの頭少将を春宮に便なきように常に申しければ、

天皇と春宮と親子の御仲にてましますといへども、春宮、頭少将を事に触れて便なき

者に思し召しつもりたりけり。
 
頭少将その御気色を心得たりけれども、天皇のかくあはれに、睦ましき者に思し召し

たりければ、そのことをもかへりみずして、日夜朝暮に宮仕え怠ることなく過ぎける

ほどに、天皇、身に病を受けて、月ごろ悩み煩わせたまへるに、頭少将肝砕け胸惑い

て嘆き悲しむといへども、天皇ついに失せさせたまひにければ、闇の夜に向かへる心

地して、身さらに置き所なくおぼえてありけるに、心の内にこの世いくばくならず。

法師になりて、仏の道を修行せむ。と思う心深くつきにけり。
 
参考文献

重点古典 今昔物語 有朋堂
 
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