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(1) 2000.1.10 現代において、易経は、古いだろうと言われる方 が当然おられると思う。 ここで取り上げる易経は陰と陽だけの二進法である。 現代は分析，多様化されすべてに専門化され微細に 研究する仕事が多くなっている。 そのため互いに他のことが分からない人が出て いろいろな問題が出てきている。 そんな事はないと異論を唱える人もいるでしょう、 陰があれば、必ず陽の意見が出る。陰と陽の均衡 により世の中は成り立っているのである。 宇宙船地球号操縦マニュアルを書いたフラーは、 物事は、地球、宇宙規模で考えるべきで、微細な 自分の仕事の立場だけの考えで、全体を動かせば 問題が山積になる。 宇宙には人工衛星の残骸ゴミ を何十年も前から警告していた。 この易学的考えを一言で言えば、ーマクロの眼とミクロ の眼をもって物事を見つめ、行動しなさい。 しかし、人間には、生活があるため、陰の意見があれば 陽の意見が出て対立があるのである。その意見の対立は どの点の陰陽バランスで成立するか、そのバランスが、 重要になる。飛行場建設計画は賛成、反対意見があり、その最終 計画の結末は少数の意見の主導で縮小計画が通ることになる。 世の中多数決であると言われるが、少数決の世の中 のように感じる状況になっている場合が多い。 政治においても、現少数党の意見が通るようになる。 だが、少数決で決まった状況には、歪が生じて環境から 阻害される。 従って成田飛行場のように再度建設する工事を始めるようになる． 余りにも、少ない人間で決定される世の中には 国における独裁者や、飛行場建設のように少数過ぎる意見主導 は社会、経済に大きな歪みが生じてその多数勢力が動き出す。 逆に、多勢過ぎる勢力により物事が決定する世の中にも歪みが生じる。 例えば、自由民主党が与党として、衆議院も参議院も８０%以上の議員がおれば 野党勢力が国民を味方にして、必ず政治変革が起こってくる。
易経の考えを現代に当てはめ、経済、生活、環境、人間関係その他現代風潮を 見ながら,陰陽思考法を二ユース風に、記していきたいと思います。 一号では、陰極まりて陽を生じ、陽極まりて陰を生じる。 ミクロの眼とマクロの眼を持って、行動せよ。
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| (2) 2000.1.15
現代に起こっている問題も、陰陽に分け考えてみると、 今宗教の二つの団体が、取り調べを受けている。 ここで、他人のこと、周囲を助けようと言う考えを陰 自分のことを中心に考えることを陽とする。 この解釈は、他の問題にも当てはまることであるので ニ団体だけに留まらず皆さんの周囲の人にも当てはめ 考えてもらいたい。 急に団体なり、個人が抜きん出た 利益、名声（陽）があれば、その裏にはそれに、同等の 損益、罵声（陰）を浴びている人間がいることを、知る べきである。 表が偉大、優秀であれば、裏にはそれと 同等の、劣大な、惨めな悪辣なことが隠されていること を確認してほしい。安売りの大スーパーが喜ばれて いるがその裏には、そのスーパーの協力会社は値を たたかれもっと安くしろといわれ、損を覚悟で仕方なく 協力している犠牲者が沢山いるのである。どの段階 で値を決めるかを、陰陽の境目，中庸を定めることが 重要なのである。 自分だけを思う。 中庸 他人、周囲を思う。 陽 ｜ 陰 ___________＿＿＿＿＿ 陰陽のバランス、陽に偏りすぎて、１００％自分のこと、自分の団体 のことだけを考え、相手を思うことがゼロになった時、２団体の宗教 の問題が起こったのである。また、商工ローンの問題も１００％自社のこと だけを考え、相手を無視、ゼロになった時、起こったのである。 自分、個人の陰陽 裏表必ずバランスを取る行動をとっている。、 真面目過ぎる人（陽）ーー不真面目な人（陰） とても優しい人（陽）ーーー乱暴な人（陰） 素晴らしく偉い人（陽）ーー悪い人（陰） 新聞で殺人、痴漢行為、犯罪者の周囲の人たちが、 その人の評判を聞けば、必ず、真面目、優しい、 おとなしい人と言うのである。 スーパーの安売りで喜ぶ人の裏には、多くの苦しんいる協力会社 の人がいてもっと安くしろと言われ渋々売っている。陰陽、裏表は一体である。 |
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個人においても、表を見て精神的、経済的良過ぎる人 は裏には、悪が必ずあることを見極めるべきである。 時には、例外はあるでしょうと言われる人があるが絶 対無いと断言する。しかし時間、空間的にずれている場 合がある。 そのずれが、見えにくくしているのである。時間的ずれと は今大富豪がいたとする、この人は多くの事業を行い金 を稼ぎ、多くの慈善事業も行い、素晴らしい人格者で裏に まわっても悪は見当たらない人がいても、何年か経て、 見難い、汚い面が出てくるのである。又空間的には日本 では素晴らしいが外国ではアクドイことをやっていて， 判らないようにやっている場合がある。 その時代には，善行も後の時代から眺めると悪行になる ことがあり、又その逆もあるのである。 時間的，空間的に遠くから眺められるような間(ま）が、 真実の行動の表裏を見せてくれる
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