古典ー敬について


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      けい・・・・・・・・・すなわち・こころ・せいめい・・
1) 敬なれば  則 ち 心精明なり

   
けい・よ・・・・・もうねん・・・・・せつだん・   
2)  敬能く妄念を 截断す。  
    
    せきじん・い
    昔人云う 。   

   けい・ひゃくじゃ・・・・・か
   敬は百邪に勝つと
      

   
ひゃくじゃ・・・く・・・・・・・ かなら・・もうねん・・あ・・・
   百邪の来るに必ず 妄念有りて、

    ・これ・せんどう・・・・・な
   之が先導を爲す。

  
おのれ・・・おさ・・・・・・・・・けい・・・・もっ・・・・・・・・・・・・ひと・・・やす・・・・・
3) 己を修むるに敬を以てして、人を 安んじ、

  もっ・・・ひゃくせい・・やす・
  以て百姓を安んずるは、

    
いち・・・・・・これ・・てんしん・・・・りゅうちゅう
    一   に 是 天心の 流注なり

    −−−−−−−−−

  
百姓ー多くの人々    天心―神の心

   
じゅんし・いわ・・・・・・ひと・・・さんふしょう・・・・・・・・ よう・・・・・・・・・
4)   荀子曰く、人は三不祥あり、幼にして


   あえ・・・・・ちょう・・・つか・・・・・・・せん・
   肯て 長に 事へず、賎にして
      

   
き・・・・つか・・・・・・・ふしょう・・・・・・・・・・・あへ・・けん・・・・つか・・・
   貴に事へず不肖にして 肯て賢に 事へず、

   これひと・・・・さんふしょう
   是人の三不祥なり。
  
  
簡訳 ー 三つの不吉なことがある。
      
    幼少でありながら年長者に従うことを承知せず、
    
    地位が低いにもかかわらず貴き人に従う事を承知せず、

         不肖でありながら賢の人に仕える事を承知しないこと。




  
いせんせんせい・い・・・・・・・ひと・みっ・・・・・ふこう・・・・
5)伊川先生言う、 人三つの不幸あり、

しょうねん・・・・・・・・・・こうか・・・・のぼ・・・・・・・・・・いち・ふこう
少年にして高科 に登るは、一の不幸なり、

ふけい・・・・・いきお・・・・・よ・・・・・・・・・びかん・・・な・・・・・・ふた・・・・ふこう・
父兄の 勢いに席りて美官と為るは二つの不幸なり

こうさい・・・・・・・・・ぶんしょう・・・・・よ・・・・・・・・・・・・・・さん・・・ふこう・・・・
高才ありて文章を 能くするは、三の不幸なり。

     
簡約ー若くして高位につけば、うぬぼれが生まれ不幸の始まりとなる。


1)敬則心精明            (言志四録)

2)敬能截断妄念。

  昔人云。

  敬勝百邪百邪之来。
     
  必有妄念。 爲之先導。

      〔言志四録)
     
 3)脩己以敬。以安人。
  
以安百姓。壹是天心流注.

   〔言志四録)

4)  荀子曰、人有三不祥、

  幼而不肯事長、 

  賎而不肯事貴.

      不肖而不肯事賢、

   是人之三不祥也 

   〔古典小学)

5)伊川先生言、人有三不幸。

少年登高科、一不幸。
      
席父兄之勢、為美官、二不幸。
  
 有高才能文章、三不幸也。             
    〔古典小学)

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