古典大學 
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  大學之道、在明明徳、在親民、在止於至善  
 
   知止而后有定、定而后能静、静而后能安、  
 
  安而后能慮、慮而后能得、
 
  物有本末、事有終始、知所先後、則近道矣.
 
  古之欲明明徳於天下者、先治其國.
 
  欲治其國者、先齊其家、欲齊其家者、
 
  先脩其身、欲脩其身者、先正其心、

  欲正其心者、 先誠其意、欲誠其意者
 
  先致其知、 致知在格物
 
    物格而后知至、知至而后意誠、
 
  意誠而后心正、心正而后身脩。
 
  身脩而后家齊、  家齊而后國治、
 
  國治而后天下平
 
    自天子以至於庶人、壱是皆以脩身爲本、
 
    其本亂而末治者否矣、 

  其所厚者薄而其所薄者厚、末之有也  
   
    此謂知本、此謂知之至也 。

 

 
   上記に四書五経の中の大学の中心となる文章である。
   この文章を漢文から読んで欲しい。

    漢文から頭脳に入れることによって潜在意識に定着する。

    間にひらがなが入っていれば,読みやすく,一度読めば,解ったつもりに

    なってしまう。 解ればもう読む必要がなくなる。

    小学生が塾で習い覚える。覚えれば,解ったつもりになってしまう。

 

    知識が豊富になり、学校で習うことは,塾で既に知ったことを先生が教える。

    常に僕は知っていますの態度になり、先生に対する敬いの態度はない。

    家庭では,躾を,礼を教えられることは無い。従い表面的知識が豊富で

    態度で示し、言動に表現できるほど浸透した教えはないのがここ60年の

    教えである。

 

    頭脳優秀と言われる人とは、記憶力優秀、顕在意識(陽)の発達した

    人である。

    この22歳までの学力、トップであった者が、公務員、官僚となり、キャリア

    というエリートグループを作り、国を動かす人間達となっている。

    すなわち、顕の優れた人とは、損得,苦楽を選択にすぐれた人であり、

    潜在意識ー善悪判断には皆無の人たちなのである。

 

    その証が最近官僚、県警のキャリアの人間達が善悪判断が無い言動を

    次から次へと起こしているのである。  この過ちは彼ら仲間達は、運悪

    かったと,思うだけで真実悪いとは思っていない。これから同様のことが

    他の省庁からのキャリア組から行われ、暴露される事件が続くのである。

    顕在意識が優秀な人間は、潜在意識がゼロとなり、潜在意識の働き

    善悪判断が弱い為、本能の食欲,性欲,自己顕示欲の欲求力のまま

    行動するのである。キャリア組の判断力の中には善悪は無いと言っても

    過言ではない。 今はマスコミに騒がれているので,自粛するが即忘れて

    大きな騒ぎはこれから多く出てくる。 なぜなら新潟県警の本部長の言動は

    キャリア官僚にとっては常識的行動である。、トップである,自分がいなくとも

    二番手がやる仕事であると今でも思っているのでである。


     善悪判断を潜在意識に刻印するためには上記の漢文を、素読する

     ことである。 読めなければ刻印できないので、次に記す。

     

            

    


      大学
 
 だいがく・みち・めいとく・あき ・・・・・・・・・ あ                 
 大学の道は明徳を明らかにするに在り。    
 
 たみ・・した・・・・ あ
 民に親しむに在り。
 
 しぜん ・・とど・・・・ あ
 至善に止まるに在り。 
 
 とど・・・・・し・・・しか・・のち・さだ
 止まるを知りて而る后に定まるあり
  
  さだ・・・・しか・・のち・よ・・しず                
 定まりて而る后に能く静かなり。
 
  しず・・・・・・しか・のち・・よ ・やす
 静かにして而る后に能く安し。
                    
  やす・・・・しか・・のち・よ・・おもんば
 安くして而る后に能く慮る。
 
おもんば・・しか・のち・ よ・・う
 慮りて而る后に能く得。
  
もの・ ほんまつ・・・・・こと・しゅうし
 物に本末あり。事に終始あり。            
  
せんこう・・・ところ・し・・・すなわ・みち・ちか
 先後する所を知れば則ち道に近し。
 
いにしえ・・ めいとく・・てんか・・あき・・・・・・・・・ほつ
 古 の 明徳を天下に明らかにせんと欲
  
・・・・もの・・・ま・・・そ・くに・・おさ
 する者は、先づ其の国を治む。
 
  
  そ・・くに・おさ・・・・・ほっ・・・もの
 其の国を治めんと欲する者は
  
 ま・・・そ・・いえ・ととの
 先づ其の家を齊ふ。
  
  そ ・・いえ・ととの ・・・ほっ・・・もの ・・・ま
 其の家を齊へんと欲する者は、先づ
  
              おさ                  おさ
 其の身を脩む。其の身を脩めん           
  
 ・・ほっ・・・・もの・・ま・・・そ・こころ・ただ・・・
 と欲する者は、先づ其の心を正しうす。
  
 そ・・こころ・ただ・・・・・・・・ほっ・・もの
 其の心を正しうせんと欲する者は、
   
 ま・・そ・・・い・まこと・・・・そ・・・い・・まこと・・・
 先づ其の意を誠にす。其の意を誠にせん
  
 ・ほっ・・・もの・・・・ま・・そ・・ち・・いた・・
 と欲する者は、先ず其の知を致す。
   
 ち・・いた・・・もの・いた・・・あ・
 知を致すは物に格るに在り。
  
ものいた・・・しか・・のち・ち・いた・・
 物格りて而る后に知至る               
  
 ち・いた・・・しか・のち・いまこと・・・・・いまこと
 知至りて而る后に意誠なり。意誠
  
・・・・・しか・・のち・こころただ・・こころただ・・・・・・・
 にして而る后に心正し、心正しうし て
  
しか・・のち・・みおさ・・・・・・・みおさ・・・・・・
 而る后に身脩まる。身脩まりて

 しか・・のち・いえととの・・・いえととの・しか・・のち・・
 而る后に 家齊ふ。家齊ひて而る后に
  
くにおさ・・・
 国治まる。
  
くにおさま・・しか・・のち・てんかたいらか・・・・・・
 国治りて而る后に天下平らかなり。
  
てんし・・・・もっ・・しょじん・・いた・・・・
 天子より以て庶人に至るまで、
  
 いつし・・みなみ・・おさ・・・・もっ・・もと・・な・・・
 壱是に皆身を脩むるを以て本と爲す。
   
 そ・・もとみだ・・すえおさ・・・もの・・あ・・・
 其の本乱れて末治まる者は否らず。
  
 そ・・あつ・・・・・ところ・ものうす・・・・
 其の厚くする所の者薄くして、           
   
 そ・・うす・・・・ところ・ものあつ・・・いま・・・・
 其の簿くする所の者厚きは未だこれ
  
 あ・・
 有らざるなり。
  
 こ・・・・もと・・し・・・・・い・・
 此れを本を知ると謂ふ。                 
  
  こ・・・・ち・・・いた・・・い・・・
 此れを知の至りと謂ふなり。
 

この読み下しの文章をまず20回ほど読んでから、漢文だけの文章を

読んで欲しい。漢文だけで素読するようにして、100回ほど素読

すれば、覚えようとしなくとも暗唱している。しかし眼から耳から口から

潜在意識に浸透させるために、常に見て素読することが望ましい。

内容は,自然と伝わってくるようになる。 漢字とは、幅の広い,

奥行きの有る解釈があり、一訳者が意味を説明したものを見て

解ったと思ってはいけない。自らの潜在意識はもっと深い,字に表現

できない内容を,掴んで身体に態度で言動にて表現するように

体得してくれる。この体得こそ厳しい状況においても善悪を含蓄

した決断を与えてくれる。潜在意識を他人のような感じで記したが

自分であって自分ではない判断を考えるのが,潜在意識である。


新潟県警のトップの言動もすべて顕在意識では、何が善であるのか

は、知っているのである。但し皆に言われて後知るのである。

このとき,潜在意識の働きはしていないのである。この働きを必要な

時,この眼前の欲求を制する潜在意識の土壌を養成することが

この古典の素読である。

 

今までの学校での学びは、難しいことを即意味,解釈を聞き,それを

知って、覚えて終了する。従い覚えていることは、2度学習することは

ない。知ることが解ったことになっている。知っていても行えない,実行

出来ない,なぜか表面の顕在意識だけの教育だからである。

官省庁の偉い人たちは,100%とは言わないが95%は顕在意識の

知的優秀者であり、潜在意識の未発達人である。

 

言いかえると善悪判断は,後で気が付く人達である。

飲食の仕事に従事している私からみると、毎日接待漬けの毎日を

過ごしている人達は、血液は、陰となり濃度が高く頭脳の血管は針の

1/100の細さであり,速く通過することはできず、,次の日に悪いこと

をしてしまったと後悔するのが妥当であり、言われなければ後悔も

しない人達である。 日本が世界維新の先頭に立つためには、この

キャリア制度を止め、定年まで全員の競争の場を官公庁から見本を

示さなければならない。


この章で例を示したが五官を通じて潜在意識に入れること、意識的に覚えると

今までの顕在的学習になってしまい、効果が無くなる。効果が無くなるとは、

道徳は知っているが実行しないような教えになり、行楽地はゴミの山はその

証明である。このゴミだけの問題でなくすべての問題が自分だけの利益、

自分だけの会社の利益、陽の過ぎる言動が過ぎて弱い者が弾き飛ばされ、

陰過ぎた者が犯罪を犯し、陽過ぎた者は善悪を忘れ,行動して失態を演じて

いくのである。この古典大學のように他を自ら選択して素読を始めて欲しい。

コンピューター関係の仕事の従事している人達、若いベンチャービジネスマン

には日々忙しい,と表面的頭脳を駆使している者には是非実行する事を

お勧めする。

 

心に常に,何とも言えないイライラ感,不安感が渦巻く精神を癒すにも是非素読

を行い潜在意識を耕して欲しい。必ず壁にぶつかった時に底知れぬ潜在力

が滲み出て、そのどん底から一段と飛躍する古典の潜在体得パワーが湧き

出してくるはずである。明治維新の志士達、西郷隆盛も、坂本龍馬もすべて

この古典によって、時代を築いてきたのである。

古典はなにが良いかは、これ以上言わない,同じ人間が出来てしまう、自分で

選択して,個性有る自分を築き上げていただきたい。幼稚園の子から70歳,

80歳まで、皆一生学習である。3歳から8歳までが一番潜在意識に浸透

させるのに速いのに驚くはずである。難解な漢字群を覚えてしまうはずである。

我々は字を字として見てしまうが、子供は絵として、右脳で直接頭脳に浸透

する。  従い大人も子供一緒の素読をお勧めする。

 

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