潜在意識から全人格意識に浸透
 

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肯定的言葉は顕在意識は反発し潜在意識には浸透できない性質がある。
例えば、豊富な知識を持っている子供に
お年寄りには,親切にしなければならない、親孝行をする
こと。と教えても必ずそんな事は知っていると言いそれ以上
教えを解いても話は聴こうともしない。
 
当たり前だと言う考えが先にたち頭には入らないのである。
子供だけでなく大人でも今これからやろうとしていたのだ言い
腹を立てる人が多い。
しかし本当に善的行動をしているだろうか、大人も,子供も海へ,
山へ、遊園地へ、行けばゴミの山になるほど捨ててくるのである。
しかし悪いことをしていることは知っているのである。
これは肯定的ー善的言葉は顕在意識で反発して潜在意識に浸透して
いないために起こる行動である。
どのようにすれば
潜在意識に直接浸透させることができるかを示して行こう。
ある聖人に相談者が、交通事故で子供が危篤状態ですが助かるでしょうか
と問うと、助かるよ、心配しないで子供の所に早く行って上げなさいと  
即座に答えたという。又経営者が今企画している商品は、ヒット 
するでしょうか、と問うと間髪入れずに成功するよ、頑張りなさいヒット  
間違いない。と答えたという。
  
プロ野球のオーナーがHさんを監督に迎えようと思うが来てくれるでしょうか
と聞くと、難しいな、まだ時期が来ていない駄目だという返事をしたという。 
解答通りに総て当ったそうである。
 
このような聖人の頭脳からの解答は、どこからくるのだろうか、これは
顕在意識の働きを無にして、質問を直接潜在意識に浸透させ、その疑問を
その奥にある宇宙意識に任せる術を瞬間的にやっているのである。

 この顕在意識の考えを無にすることは、普通は仲々できない。しかし顕在意識 
 を通過させずに、直接潜在意識に浸透させる方法によりできるようになる。
		  


顕在意識の考えを無にして、何回も、何回も素読することにより、同じ効果が
得られる。ただし意味、解釈せずに素読することである。 
意味,内容が解らないことが顕在意識を無にする方法である。
善的内容がはっきり解れば顕在意識に刻印され、頭脳深くに浸透しない。
詳しいことは後記する陰陽思考法原理にゆずる。
眼から、口より、耳から声を出して論語、孟子、大学、孝経の字句を唱和
することである。
何も考えずに,自然と流れるように朗々と口から言葉が出てくるように
なって始めて、解釈を潜在意識から顕在意識に学習させるのである。
 
解らないと思われていた漢文の内容が潜在意識に刻印されてその内容と
思われる言動をしている自分がいるのである。
そのとき芯から解ったときである。
性善的思想は、細胞に沁み込み、人柄、全人格をも変化させて自らの言動
にも他人を感動させるものがにじみ出てくる。 
 
 
 
その素読で宇宙意識にも進入させるには、素読を三百回、千回と繰り返す 
ことが重要である。
  
宇宙意識とは、別名全人類及び森羅万象の共通の意識であり、過去も、
未来もたたき込まれているのである。 従い聖人がいろいろな相談を 
受け、即座に解答を出したのも、共通、宇宙意識からのインスピレーション
を得ていたのである。

  
 
我々はその宇宙意識の活用を時間と労力を持って得る方法が、素読である  
しかし、人生にこの宇宙意識を活用するためには、自らの口と足と身体を 
いかに有効に動かすかに、かかっているが、この性善思想だけでは、多く 
の人を統率することはできない、多くの聖人達が、愛を、仁を、慈を持って  
人を感動させてきたが、行動を起させるにはより多くの犠牲を負ってきた。	
何が不足していたか、それは10〜20%の性悪思想である。
  
素晴らしい思想を持っている人でも、周囲を感動させ、行動させていく為  
 
 
には、武器が必要である。 その武器こそ性悪思想である。	    
 
  
日本はこれから少しだけ性悪思想を活用する時期がそろそろ近ずいて来た  
ように思う。	
  
西欧諸国の外交を冷静に分析するならば、90%以上が性悪思想である。 
10%だけが性善思想である。それに対処する日本外交は80%が性善思
想であり、20%がまあまあと曖昧模糊にし、結論は、出さない方法を
 
とるのである。 
   

 

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