古典大学(素読音声)

 

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  素読音声1 

 

 大学の道は明徳を明らかにするに在り。


 民に親しむに在り。


 至善に止まるに在り。


 止まるを知りて而る后に定まるあり


 定まりて而る后に能く静かなり。


 静かにして而る后に能く安し。


 安くして而る后に能く慮る。


 慮りて而る后に能く得。


 物に本末あり。事に終始あり。

 

 先後する所を知れば則ち道に近し。


 古の明徳を天下に明らかにせんと欲する者は、


 先づ其の国を治む。


 其の国を治めんと欲する者は


  先づ其の家を齊ふ。


 其の家を齊へんと欲する者は、先づ


 其の身を脩む。其の身を脩めん


 と欲する者は、先づ其の心を正しうす

 

  音声素読2

 其の心を正しうせんと欲する者は、


  先づ其の意を誠にす。其の意を誠にせん


 と欲する者は、先ず其の知を致す。


 知を致すは物に格るに在り。


 物格りて而る后に知至る


  知至りて而る后に意誠なり。


 意誠にして而る后に心正し、心正しうし て


 而る后に身脩まる。身脩まりて


 而る后に家齊ふ。家齊ひて而る后に


 国治まる。


 国治りて而る后に天下平らかなり。


 天子より以て庶人に至るまで、


 壱是に皆身を脩むるを以て本と爲す。


 其の本乱れて末治まる者は否らず。


 其の厚くする所の者薄くして、


 其の簿くする所の者厚きは未だこれ


 有らざるなり。


 此れを本を知ると謂ふ。


 此れを知の至りと謂ふなり

 

大学の素読の意義

大学の音声を掲載しました、

敢えてここに再度載せたことは素読の大切さとこの古典大学の教えを理解

してもらいたいと思ったからです。

この内容が大切であるといっても決して暗記しないでください、この文章

を顕在意識に残さないで潜在意識に刻印するのです。

いい方を変えると知識にしないで潜在意識に刻印することです。そのため

にはこの古典大学を何回も声を出して読むのです。必ず見て、声を出して

読むのです。見なくてはその文章が出てこない状態で結構です。

 

100回も素読すると見なくとも暗唱することができるようになると思います

が暗記した文章と違う点があります。

何も見ないで大学を口に発声を任せて唱えています、そのまま任せて置けば

最後まで唱えることが出来ますが、意識で唱えようとしますと発声が止まっ

てしまい間違ってしまいます。

この無意識に刻印する素読と意識に記憶した暗記と違う点はここにあります

又この古典大学の内容には物事の基、考えの基、仕事方法の基が隠されてい

ます。  易しい言葉で説明しては読み取れない、表現できないなにかが

あります、文字には表現できない深妙な意味が含まれています。

素読を繰り返しその妙味を体験して下さい。

 

読み下し文章を20回ほど素読した後は下記漢文だけで読み下し文章が口から

無意識に出てくるかを確認ください。

漢文で素読をするようにすることが知識にならずに潜在意識だけに刻印する

方法です。・・・・・・・・ 

 素読音声1  

音声素読2

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