論語2
子(し)曰く、 学びて時に之(これ)を習う 亦(また)説(よろこ)ばしからずや。 朋(とも)有り遠方より来(きた)る、 亦楽しからずや。 人知らずして慍(いか)らず、 亦君子ならずや。
子曰、学而時習之。不亦説乎。 有朋自遠方来、不亦楽乎。 人不知而不慍、不亦君子乎。 有子曰く、 その人と爲(な)りや孝弟(こうてい)にして 上(かみ)を犯すことを好む者は 鮮(すくな)し。 上を犯すことを好まずして 乱(らん)を作(な)すことを 好む者は未(いま)だこれあらざるなり。 君子は本(もと)を務(つと)む。 本(もと)立(た)ちて 道(みち)生(しょう)ず。 孝弟(こうてい)なるものは 其れ仁(じん)を為すの本か。 孝弟:父母に良く従う、親孝行、目上に良く従う、 君子:学を学ぶ者本を務む:根本が大切である。 有子曰、基爲人也孝弟、 而好犯上者、鮮矣。 不好犯上、而好作亂者 未之有也。 君子務本。本立而道生。 孝弟也者、其爲仁之本與。
子曰く、 巧言令色 鮮(すくな)し仁(じん)
子曰、巧言令色、鮮仁。
曾子曰く、吾(われ)日(ひ)に 三たび吾(わ)が身を省(かえり)みる。 人の為に謀(はか)りて忠(ちゅう)ならざるか。 朋友(ほうゆう)と交(まじ)わりて信ならざるか。 伝えられて習(なら)わざるか。
曾子曰、吾日三省吾身、 爲人謀而不忠乎。 與朋友交而不信乎。 傳不習乎。 |