(一）米，中の首脳の言行不一致

　　　　　　　素読音声　AITALK　かほ

アメリカのオバマ大統領の国内だけの政治

中国の習近平主席の近隣圧制の政治

両者は国内に向けて、国外に向けての言行不一致の政治を断行しています。

オバマ大統領は国外においては無関与、国内は表に大衆迎合を裏では経済破綻

政治を追求しております。

シェールガス、石油で経済が表向き経済盛況にみえますが自らの演説力の魅力

で国民に嘘言で逃避しているだけで長期的にはアメリカの国際政治、経済的に

衰退の道を歩んでいくでありましょう。

習主席は国内問題は無策であります、国外においては近隣諸国との話し合いに

よって外交を進展していくと宣言していますが実際の行動は諸国の島々を侵略

行動実践しております。

米の弱気外交、中国の強気外交によって両国のアジア、太平洋海域における

勢いが逆転する段階にきております。

80年前ドイツのヒットラーがわが闘争で理想を述べて言行不一致で諸外国を

油断させ近隣諸国を侵略、戦争を仕掛けた歴史があります。

ここ３，4年米、中が大転換する様相を展開されると予想されます。

この期間にアメリカが中東（イランとイスラエル間の争い）での政治的判断

に狂いが生じてすべての海外への世界警察としての役割を終えることを

やむなく決断する事態になることが予想されます。

それと同時にアジアにおける影響力も縮小していくでありましょう。

中国はそれと同時にアジア、台湾、尖閣諸島と勢力を延長して強気の

侵略行動が増してくるでありましょう。

アメリカ、中国の両首脳の言行の不一致がどのように世界が一変するかは

この３，4年の期間に決すると思われます。

日本の役割として日露戦争で白人優位説を打ち破りました、その後

大東亜戦争でアジア諸国のヨーロッパ、アメリカの植民地政策を終了させました。

中国のウイグル、モンゴル、チベット自治区の開放、中国近隣アジア諸国を

開放させる、中国人民への圧政からの開放ーこの最後の戦いが日本の最後の役割

であろうと思います。

この戦いに挑まなければ地球上が汚染環境に全域に波及してしまいます。

中国の振る舞いは100年前の世界の植民地全盛の時代に遡ることになって

しまいます、天はその世界に再度選択するか、親和新世界を選択するのかが

今後の3，4年で決定するでしょう。

日本の今世紀の大事業が中国の覇権を防止することになろうと思います。

(二）奥の細道を素読しよう。

　　　　素読音声　AITALK　のぞみ

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。

舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老いを向かうるものは、

日々旅にして旅を栖とす。

古人も多く旅に死せるあり。

いづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊のおもひやまず、

海浜さすらへて、去年の秋江上の破屋に、蜘蛛の古巣をはらひて、

やや年も暮、春改れば、霞の空に、「白川の関こえむ」と、

そぞろがみの、物に付きてこころをくるはせ、道祖神のまねきにあひて、

取るもの手につかず、もも引きの破れをつづり、笠の緒(お） 付けかへて、

三里に灸すゆるより、松嶋の月、先ず心もとなし。

住める方は人に譲りて。杉風（さんぷう）が別墅（べっしょ）に移るに、

草の戸も　住替る代ぞ　雛の家

(三）西郷隆盛　遺訓を素読しよう。

         素読音声　AITALK　せいじ

西郷南洲翁遺訓　第　十一　艱難

道を行う者は、もとより困厄に遭うものなれば、いかなる艱難の地に

立つとも。事の成否や身の死生などに、少しも関係せぬものなり。

事には上手下手あり、物には出来る人、出来ざる人あり。

おのずと心を動かす人あれども、

人は道を行うもの故、道を踏むには

　　
上手下手もなく、出来ざる人もなし。

故にひたすら道を行い、道を楽しみ、もし艱難に遭ってこれを

凌がんとならば、いよいよ道を行い道を楽しむべし。

与は壮年より艱難という艱難にかかりし故、

今はいかなることに出会うとも

動揺はいたすまじ。それだけは仕合せなり。