古典を音読しょうNO,76

                                                              

 
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(一)世界平和への変遷                                                    2014.11.10
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1901〜2000年までは戦争の世紀と言われました。

この戦争に明け暮れた時代を彷彿するような現況の世界情勢であります。

20世紀はアメリカが世界に浮上し一大帝国としてのし上がった世紀でありました。

これらの時代を見えない力で指揮したグループがロックフエラー財閥であります。

ロックフエラー財団の利益を得るためには麻薬、高利貸し、エネルギー、戦争を思い

のままに起して世界の金を掻き集めることが財団の目的でありました。

その先頭に立って代行したのがアメリカの大統領職であったわけであります。

ルーズベルト大統領から始まり日本を戦争を仕掛けてアメリカを帝国として君臨させ

平和のためでなく金儲けの為に十数回の戦争を行い故意に資金が活発に動かせること

で世界の資金の半分以上を財団が儲かる方法であった訳であります。

その脚本どうりに動かない大統領には暗殺が待っており、ジョン・F・ケネデイーは

その犠牲になったのであります。

米FRBは100ドル紙幣を230ドルの費用で100万ドルぶん印刷してアメリカ政府

に資金を利子付で貸す訳であります、 1/5000の費用で印刷して其の金を市場に流す

ことで100万ドル近く儲けて、−−そのアメリカFRBは私有銀行であり、その銀行

の株は欧州等の財界、すなわちロックフエラー、ロスチャイルド、モルガンなどの

財団の大半が持っているわけでありますから帝国と言われていても大金持ちの手先

として国家は使われているだけであります。

国民は所得の48%は税金で引かれていますので虐げられた国民、国家が崩壊する

のは当然であります。
 
4,5年前から欧州のデフオルト、アメリカのデフオルト回避も日本の資金により

救っております。日本人の国家、国民の性格から助けてやったと表舞台に立たずに

何もなかったように振舞っていますが、いろいろな観点から今日本が中心になって

いるのであります、基軸通貨はドルとなっていますが、アメリカが少し市場がおか

しくなれば必ず円高に一気になることは実質上「円」が基軸通貨となっている証左

であります。

戦争を利用して金儲けをするロックフエラー一族、平和を基本とした安定したロス

チャイルド一族との争いはロックフエラーが失脚したという情勢になりましたので今

後落ち着いた世界が建設されるだろうと期待されますがその新たな世界を建設する

ためには無法国家中国を引き摺り落として日本の国連常任理事国入りすることであり

ます。 一波乱、二波乱の後に世界平和建設が期待されています。
 
注記)現在中国が世界の帝国になるために、必死に無法行為を重ねて、金持ち軍団の手先になろうとしています。
もし、命に背けば暗殺されるか、10年間の執務前に失脚されるのであります。見えない世界からの力が働き消えるか、
他国に亡命するような事態が待ち受けているのです。ー即ち米、中(共産党)は同時に世界の中心から外れるのです。
 
参考文献

ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン

   中国4分割と韓国消滅  板垣秀憲著  ヒカルランド社
 
 
(ニ)語猛字義を音読しよう。

著者

伊藤仁斎(1627〜1705)江戸時代の儒学思想学者
 
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理  凡五条

理の字と道の字と相近し。道は往来を以て言う。

理は条理を以て言う。故に聖人天道と曰ひ人道と曰うて、未だ嘗て理の字を以て之を

命ぜず。易に曰く。理を窮め性を尽くして、以て命に至る」と。

蓋し理を窮むるは物を以て言う。性を尽くすは人を以て言う。命に至るは天を以て

言う。物よりして而して天、其の詞措くこと自ずから次第有り。見つ可し理の字を

以て之を事物に属して、之を天と人とに係けざること。

或いと謂らく「聖人何が故にか道の字を以て之を天と人とに属して、理の字を以て

之を事物に属するや」曰く。道の字は本活字、其の生々化々の妙を形容する所以也。
 
理の字の若きは本死字、玉に従い里に従う。玉石の文理を謂う。以て事物の条理を

形容す可くして、以て天地生々化々の妙を形容するに足らず。蓋し聖人は天地を以て

活物と為す。 故に易に曰く。

復は其れ天地の心を見るか」と。老子は虚無を以て道と為、天地を視ること死物

の若く然り。故に聖人は天道と曰う。老子は天理と曰う。言各当たる所有り。

此れ吾が道の老仏と自ずから異にして混じて之を一にす可からざる所以也。

按ずるに天理の二字、屡荘子に見る、而も吾が聖人の書に於いて之無し。
 
参考文献

日本の思想11 語猛字義  伊藤仁斎著
 
 
(三)日本外史を音読しよう。
 
頼山陽作 安永9年(1780)〜天保3年(1832)
 
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源氏 上

満仲 四子あり。頼光・頼親・源賢・頼信という源賢僧となる。

頼親は興幅寺の僧と闘うことに坐して、流るに処ぜらる。子孫大和に居り、以て

大和源氏と称す。頼光材武にして名有り。東宮大進と為る。永延中、摂政

藤原兼家新第を造り、之を落す。
 
頼光、馬三十匹を遣て、賓客に分つ。兼家子道隆か摂政を襲ぐ。其の弟右大將

道兼ね之と権を争う。頼信りの素と道兼に事う。頼光に謂って曰く、「吾が力能く

道隆を刺し、我が主をして之に代らしめん」と。頼光其の口を掩いて曰く、「妄言

すること毋れ。事敗るれば、肝脳地に塗ん。汝が主も亦豈に晏然として止る可けんや」と。

頼信 乃ち止む。頼光三つ子有り。長は頼国子孫世々多田に居り、摂津源氏と称す。

頼信 尤も 勇敢にして、善く兵を用う。長元中、甲斐守と為る。

会々上総の介平忠常、朝廷、上野介平直方をして、東海・東山の兵に将いて之を討

たしむ。

三歳平ぐること能わず。乃ち頼信を以て常陸介と為し、之を伐たしむ。

頼信、命を聞きて既ち行く。 人其の兵の集まる待ちて進まんことを勧む。

遂に子頼善等を率い、進みて鹿島に赴く。

忠常舟を奪い、柵を海岸に列ぬ、済る可からず。 頼信計りて、弱を示して之を怠

らしめ、使をして和を請わしむ。

忠常肯ぜず。是に於いて、衆を聚め戦いを議す。

衆、其の舟筏なければ、宜しく海を循りて趣き攻むべしと謂う。

頼信曰く、「不可也。賊、険を恃む、吾直ちに渡りてその備えざるを攻めば、一戦

して下す可し。
 
聞く、浅き処の騎渡す可き有り」と軍中豈に之を知る者有らんか」と。

高文という者有り。自ら之を知ると称して、馳せて海に入り、行く行く葦をたてて

表と為す。 頼信、軍を麾きて之に従う。忠常驚き怖れ、出でて降る。

之を斬り、首を京師に効す。効を以て従四位上に叙し、上野・常陸の介に任ぜらる。

頼信謝して曰く、「臣天威を籍り、刀に血らずして強族を降すことを得たり。

何の功か之れ有らん。臣老いたり。遠任に堪えず。願わくは改めて丹波に守たるを

得しめよ。

敢えて望む所に非ざるなり」と。許されず。
 
参考文献

訓蒙日本外史 巻之三  東陽大槻誠之 解
 
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